Pine Hill Group

ナウエネシステム

あの⽇⾒た夢の未来を今に

ナウエネシステムとは 農業残渣と林業残渣を利⽤した
国産エネルギー原の調達を可能に。

農業・林業残渣から燃料を精製し温熱や電⼒などエネルギーに変換するシステム。それがナウエネシステムです。
私たちパインヒルグループが培ってきた、過熱⽔蒸気乾燥機の技術を投⼊した炭化炉と、炭化炉の成果物である燃料ペレットを利⽤したボイラーで、温熱エネルギーや電⼒を発⽣させることをナウエネシステムと⾔います。
この炭化炉は、燃料ペレット=「ナウエネ」を精製します。ペレットとしたのは、「ナウエネ」を燃料とする「ナウエネボイラ」をエンドユーザーが簡単に扱うことができるからです。そして、炭化炉⾃⾝もまた「ナウエネ」で燃焼することができます。

私たちがターゲットとする農業残渣は、菌床キノコ類で発⽣する「廃菌床(はいきんしょう)」です。これまで、キノコを収穫した後の菌床は、産業廃棄物として処理するか、せいぜい発酵させ堆肥化して⼟に還す程度でした。しかも、発酵中は菌床独特の匂いが発⽣し近隣からはクレームが⼊ることも。
さらに、林業ではこれまで、経済的合理性の観点から放置されてきた放棄間伐材も、燃料源として取り扱えるようになります。

ナウエネシステムなら、今まで無駄にしてきた・捨ててきたものを余すことなく国産エネルギー化することができるのです

⼀次産業残渣で⼀次産業⽣産を⽀える ⼀次産業の温冷熱需要を⽯油から
国産バイオマスに転換

2023年、⽯油価格が⾼騰し続ける中、⼀次産業の現場では「熱」を買っていたのでは、経営が⽴ち⾏きません。
これからの時代は熱を「作って使う」時代へと転換を迫られています。
農業ハウスはその代表例。極端化する気象に対応するためには、環境をコントロールした農業が必要です。
そのためには、国際情勢に影響を受けず、安定した価格・供給が実現できる国産エネルギーが最適です。しかし資源に乏しい我が国では夢のまた夢でした。
しかしナウエネは⼀次産業から発⽣する残渣を利⽤して、国産エネルギー化。ペレットで稼働するボイラを熱源として次のような⼀次産業の⽣産を⽀えます。

陸上養殖

きのこ類栽培

ハウス栽培

⼀次産業⽣産者が⽣産の過程で廃棄する廃材をエネルギー源とすることで、⾷とエネルギーの⾃給率向上を同時に可能にします。
今後、あらゆるバイオマスから燃料を精製し、より多くの社会課題を解決してまいります。ナウエネの未来にご期待ください。

ナウエネが実現する社会

現在、日本の農業エネルギー源は石炭等であり、輸入に頼っている状態です。コストや環境への負荷、また世界情勢の変化によりエネルギーコストの変動が懸念される状況を踏まえ、当社ではアグリコークス事業を通じて、「純国産エネルギー化」「地産地消型エネルギー化」を目指し、生産エネルギーも含めた食物自給率の向上及び世界情勢に左右されないエネルギーの創造を目指しています。

NOWENEシステム図

画像はイメージです

NOWENEジェネレーター

過熱⽔蒸気を利⽤して、廃菌床を炭化。で「NOWENEペレット」を⽣産することができる

画像はイメージです

NOWNENEタービン

ボイラで作られた蒸気は主に温冷熱に変換されるが、⼩型蒸気タービンでの発電も可能。ジェネーターやボイラに装備できる

画像はイメージです

NOWENEペレット

完全炭化しているため、揮発成分が少なく、ボイラに利⽤した際の排気がクリーンになる。

画像はイメージです

NOWNENEボイラ

NOWENEペレットを利⽤したボイラ。熱交換器を利⽤して、暖房だけでなく、冷房としても運転可能。

NoWENE ナウエネシステム循環図

私たちが開発した太陽光パネル搭載可能施設園芸設備「SORA FARM」と「NOWENE システム」の組み合わせは、エネルギーの地域内調達を可能にします。SORA FARMは合計100kW程度の太陽光パネルの搭載が可能。建設⾜場資材を利⽤して設計しており、安価で安定供給される部材を活⽤して頑丈に組み上げられています。そこにNOWENEで供給される温熱を利⽤して、栽培を⾏えば地域で電気と温熱エネルギーを作りながらさらに⾷糧供給までを可能にするのです。

コンテナに収まるコンパクト
「過熱水蒸気乾燥機」

過熱水蒸気乾燥機とは

高性能 熱風乾燥に比して熱伝導力が高い
安全性 ほぼ無酸素熱処理が可能、低火災リスク

という特徴があります。含水率95%であるココナツ殻の炭化実験も低火災リスクにて実現可能です。
燃料・原料である木質ペレットと

燃料を自己生成可能にする稼動システム

炭化実験:ココナツ殻